かつて地球に住んでいた大きくて神秘的な生き物「恐竜」。
その生態は謎に包まれていますが、いまも多くの人々を魅了し続けています。
そんな恐竜が、ものすごく頼もしく見える写真が話題です。
カナダのトロント大学で恐竜の研究をしている古知累すすむさん(@S_Kochirui)が4月23日、X(旧Twitter)に大きな恐竜のオブジェの写真を投稿。
オブジェの中にいたまさかの存在を捉えたショットには、約6.5万件の「いいね」が集まりました。
古知累さん「わぁ、恐竜格好いい!……? 鳥住んでる!?」
投稿された3枚の写真には、大きな恐竜オブジェの全体や、恐竜の口の中で鳥が巣を作って生活している様子が写っています。
口内の意外な住人について古知累さんは「わぁ、恐竜格好いい!」「……? 鳥住んでる!?」とコメント。
投稿には
💬「すごい…! 先祖とされる2種族が時を超えて共にしているのうまく言葉にできないけど、めちゃくちゃグッとくる」
💬「先祖の口の中に子孫が巣を作っとるやんけ…!いとエモし」
💬「面白すぎんか」
💬「すごい。 先祖と子孫が共存してるじゃん」
💬「か、可愛すぎるっっっっっ!!!! 子孫が…!!! めちゃエモいな」
など、先祖と子孫の絆を感じるという声が多く集まりました。
福井県立恐竜博物館の公式サイトには、鳥類と恐竜の関係性について
「鳥類は、羽毛の生えた獣脚類じゅうきゃくるい(羽毛恐竜)のなかまから進化したことがわかっています」
「このことなどから、現在では、鳥類も獣脚類の一部に含まれると考えられています。ですので、現在も1万種ほどの恐竜類が世界中にいることになります」
と記載されています。この写真の恐竜が、鳥類の直接の先祖ではないかもしれませんが、獣脚類の先祖から進化したのは確実そうですね!
遠くで見るとこんな感じ。口に何かあるような……?
ズームした写真を見ると、鳥がひょっこりと顔を出してる!
口内の巣でリラックス♡
その後も恐竜の口内に住む鳥を撮影し「今日も元気」とXに様子を投稿していた古知累さん。鳥の巣を撮影したときの様子について、詳しく聞いてみました。
――とても大きなオブジェですね! どこに展示されているものなのですか?
「米国アルバカーキのニューメキシコ自然史科学博物館にあるアルバートサウルスのオブジェです」
――この写真を撮影した日時と、この博物館を訪れた経緯を教えてください。
「4月23日です。恐竜研究のために訪れました。この博物館に所蔵されている化石をカナダで研究中の恐竜と比較したり、解析用のデータを取るためです」
――すぐ鳥の巣の様子も公開されていますが、見つけて以来定期的に様子を観察しているのですか?
「23日に見つけたばかりなので、翌日も見かけたときに撮影しました」
――恐竜の研究をされているとのことですが、どのような調査をしているのですか?
「モンゴル、アラスカ、カナダで発掘調査に参加しており、今年も7月から恐竜を掘ってます」
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現在、恐竜研究のかたわらVtuberとしても活動している古知累さん。今後は、自身のYouTubeチャンネルで面白い最新研究や、発掘調査風景、恐竜の化石を一緒に見る企画など、子どもから大人まで楽しめる恐竜コンテンツを発信する予定です。
気になった方はぜひチェックしてみてくださいね〜!